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散骨

海が大好きだった俳優の石原裕次郎さんは、遺骨の一部が海に播くという方法で散骨されました。芸人の横山やすしさんも生前、無類のボート好きで競艇場と厳島神社の大鳥居の近くの二か所に分けて、船上から散骨されたそうです。最近では、一般人の間でもポピュラーになってきましたよね。

こちらでは、散骨の歴史や散骨方法などについて解説していきたいと思います。

■散骨の歴史

川の風景最近、散骨という言葉をよく聞くようになりましたが、実は日本では古来よりお遺灰を山や海、川にまく慣習があり、親しまれた方法でした。

7~8世紀頃には淳和天皇が「骨を砕いて粉と為し、之を山中に散らすべし」と遺言を残していたという記録がありますし、11~12世紀には浄土真宗の開祖、親鸞上人が「それがし閉眼せば、加茂川に入れてうほ(魚)にあたうべし」と言い残しているといいます。古来では散骨が頻繁に行われていた埋葬の方法でした。

しかし、檀家制度の確立やキリシタンの取り締まりの影響、あるいは1948年にできた「墓地、埋葬等に関する法律」で「埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、これを行ってはならない」と規定されたこと、刑法の「遺骨遺棄罪」などにより、散骨自体が違法との見解が一般的となり、最近までどのような方法でも、散骨は行われていませんでした。

ところが、1991年に「葬送の自由をすすめる会」により散骨されたことをきっかけにして、、政府も「葬送のひとつの方法として節度をもって行われる限り、遺骨遺棄罪には当たらない」と発表し、散骨は合法として認められたのです。その後の散骨の急増は皆さんも知るところだと思います。

■散骨の方法と決まり

梅の花日本の法律では、節度をもって行われる限り問題はないとされているそうです。しかし、散骨する場所の所有者の許可や周辺住民からの理解を得ておくことは必要です。

また、散骨する場合は、法律で遺骨を2ミリ以下に粉砕しなければならないと決められています。このような理由から個人で散骨をするのは難しく、専門の業者に依頼するの方法が良いかと思います。一般的に、散骨はどの方法でも通常の葬儀後、簡単な儀式と共に行われることが多いようで、葬儀としての意味合いもあるようです。

■樹木の墓について

代表的な散骨の方法は、樹木葬と海洋葬です。ただし、樹木の墓は、墓石の代わりに樹木などを墓碑として遺骨を埋葬する方法で、葬儀というよりも遺骨を埋葬する墓地の種類と考えた方がよいかもしれません。死後も樹木となって生き続けることができるという理由で希望されている方が多いようです。ただし、樹木の墓は散骨とは違って墓地として許可された場所でしか埋葬できません。

自然葬は墓石がないだけでなく、遺骨が残らないなど従来の伝統的な埋葬方法とは大きく違いがあります。もし、自然葬を希望するのであれば、家族や親族の同意を得ておくのがよいでしょう。

 
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